芸哲宗のブログ

クリエーションが好きなだけでクリエーター

創作するときの感情

感情緩和

「創作するときの感情」

 

創作するときの感情・・・こんなものは創作するときに意識して考えてもいません。

 

しかし、私たちは様々な感情を抱き、知らないうちに表現しています。

 

創作するときには、自分自身の感情を表現することができると同時に、鑑賞者や読者にも感情を与えることができるのではないでしょうか。

 

例えば、喜び、悲しみ、怒り、恐れ、驚きなど、人間の感情は多岐にわたり、波うちます。

 

私は創作するときには、自分自身の感情を大切にし、それを表現することがとても大切だと思います。鑑賞者の感情はわかりませんが、自分自身の感情を大切にし、鑑賞者の感情を想像してなにか未体験の感情を与えてみたい、なんて図々しくも思ったりします。

 

だから、知らず知らずの内に相手に感情というパワーを与えることを意識してしまっているのでしょうね。

 

これが創作者の仕事の醍醐味であったりするのですから、面白い。この「表現の前段階」がとても好きです。

 

感情を表現する方法は多岐にわたります。

 

例えば、表情、言葉、ジェスチャー、文章、音楽、絵画、彫刻、ダンスなど。
感情を表現する際には、自分自身の感情を大切にし、それを表現することが大切だと感じます。

 

感情を表現する際には、自分自身の感情を観察して、温存し、読者や観客にも感情を与えることを意識してみるとまた変化しますよね。

 

例えば、「犬」という言葉を考えたとき、チワワやブルドッグ、秋田犬など、具体的な種類を思い浮かべることができます。

 

「夏」という季節を考えたとき、海水浴やかき氷、花火大会など、具体的なイメージが浮かびます。

 

そして、「恋愛」というテーマを扱った小説を読んだとき、主人公の恋人や、デートの場面、キスのシーンなど、具体的な描写が印象に残ります。

 

このように、抽象的な概念を具体的に表現するために用いられる感情。よくよく考えてみれば面白い自分の中の持ち物。

 

目に見えない感情は、読者や聴衆にイメージを伝えやすくなり、理解を深めることができるのですから。

 

感情を表現することで、自分自身の感情を整理することができるだけでなく、周囲の人々とのコミュニケーションを円滑にすることもできます。

 

だから、SNSって一種の創作なんですね。

 

アーティストの孤独と憂鬱

光よ意識と共に

 

アートというものは、美しさや創造性、表現の源泉として称賛されることが多いですよね。

 

しかし、その裏側には深い憂鬱や孤独が潜んでいることがあります。

 

アーティストたちは、時に自分の内面を探求し、その内なる葛藤や感情を作品に映し出すことで、憂鬱と向き合ったりするでしょ。

 

で、アーティストの創造性と憂鬱との関係についてちょっと考えてみた。

 

創造性はしばしば深い感情や経験から生まれると思います。

 

アーティストは、自分自身や世界に対する独自の視点や感情を表現することで、美しい作品を生み出すことは事実。

 

しかし、この創造性はしばしば孤独や憂鬱と密接に結びついています。

 

深い感情を掘り下げ、それを表現することは、心の奥深くに触れる作業であり、その過程で孤独感や憂鬱を感じるのではないでしょうか。

 

また、アーティストの生活はしばしば不安定(笑)

 

これも憂鬱を増幅させる要因の一つだったりね。不確かな収入源や常に変化する環境、評価の不確かさなどが、不安を急き立てる。

 

この不安定さは、創造性を育む一方で、憂鬱と対峙してしまいます。

 

また、アーティストはしばしば自己評価に悩むことがあります。

 

自分の作品に対する厳しい目や、他者との比較からくる焦燥感が、憂鬱に追いやることもあります。成功や評価に対するプレッシャーも、心に重くのしかかったり。

 

それでもなお、憂鬱や孤独を乗り越え、その感情を自身の作品に転化することをやめてはならないと思うんです。

 

苦悩や悲しみ、喜びや希望を絵画や音楽、言葉に変えることで、自己治癒を試みる作業の連続。

 

そして、その作品を通じて、共感を呼び起こし、他者との絆を生み出すこともありますよね。

 

表現は相互セラピーだと感じます。

 

アーティストの憂鬱は、
内面の複雑さと深さを反映しています。

 

その憂鬱が作品を通じて美しさや深みを生み出す一方で、時には心を苦しめることもあります。しかし、その表現こそが真の、貴方だけの力を示す静かなユートピアなのかもしれません。

 

静かに自分と今日も向き合います。

 

書いている意識

部屋の片づけと一緒で、頭の片付けは「書くこと」で解消されることがある。

解消されるというか、「整理」できる感じ。

 

その中でも、約一年間続けてきて実際に効果あるなぁ、と感じたのがモーニングページというもの。

 

聞いたことありますか?

 

モーニングページとは、ジュリア・キャメロンの「ずっとやりたかったことを、やりなさい」という本で提唱している「アーティストのように創造性を高めるための方法」の基本ツールの1つ。

 

ジュリア・キャメロンはアメリカの映画監督で文筆家。

 

このモーニングページは朝起きてすぐ、思い浮かんだことをノートにツラツラと書くだけ。

 

これが意外に自分自身の頭の中や無意識な領域まで整理できるのです。起きてすぐなので夢なんかも書けるのがいいな。

 

「朝いちで思い浮かんだことを3ページ書く」だけのことなのだけれど、脳の排水という効果もあるとのことなので、書くことはなんでも良いそうです。

 

しかもA4のノートという条件があったので実際にやってみたら・・・いやいや、それが中々埋まらない。最初1時間半ほどかかってしまったのでこりゃマズイ!と思って今はA4ノート1ページになってしまった。

 

自分にはA4の1ページがちょうどよくて長すぎず、短かすぎず、20分ちょっとで書けるのでなんとか続けてこれた。

 

たったこれだけで、恐怖や不安を乗り越えて創造性を回復し、本当にやりたいことができるようになるという。

 

恐怖や不安を乗り越えて・・・創造性を回復・・できたかどうかはよくわからないけれど、確かに自分を客観的に見れるようにはなった気がする。

 

あとは、仕事でのアイデアや工夫事項なども朝一番のせいか、朝日を感じながら湧き出てくるような感覚もあったり。

 

これはおススメです。やってみてください。

 

キャメロンが「モーニングページ」を書き始めたのは、映画の企画が3回流れて落ち込んだとき。渓谷美で知られるニューメキシコ州のタオスに引きこもり、朝から自分の思いを書き綴っていたのがはじまりらしい。

 

やがて、ノートにジョニーという名の登場人物が現れ、小説の形になっていったといいます。面白い。

 

キャメロンの書くノートの実例はこんな感じ。

 

「ああ、また朝がきた。何も書くことがない。カーテンを洗わなくっちゃいけない。クリーニングに出した服を受け取ったっけ? くだらない……。」

 

「起きると頭痛がしたので、アスピリンを飲んだ。まだ震えが止まらないが、少しよくなった。風邪をひいたのかもしれない。荷解きはほとんどすんだのに、ローラからもらったティーポットがまだ見つからない。彼女がいなくてとても寂しい。心が痛む……。」

 

こんなふうに、書くことは本当に何でもよくて、ただ思ったこと、感じたことをストレートに書き綴るだけというもの。

 

モーニング・ページは絶対に誰にも見せてはいけない自分との約束ではじめるそうで、正直に書くということが大切だそうです。

 

あとはなんでも思い浮かんだことを書いちゃうだけです。書いている時の意識が意識できて、思わぬ発見があったりします。