部屋の片づけと一緒で、頭の片付けは「書くこと」で解消されることがある。
解消されるというか、「整理」できる感じ。
その中でも、約一年間続けてきて実際に効果あるなぁ、と感じたのがモーニングページというもの。
聞いたことありますか?
モーニングページとは、ジュリア・キャメロンの「ずっとやりたかったことを、やりなさい」という本で提唱している「アーティストのように創造性を高めるための方法」の基本ツールの1つ。
ジュリア・キャメロンはアメリカの映画監督で文筆家。
このモーニングページは朝起きてすぐ、思い浮かんだことをノートにツラツラと書くだけ。
これが意外に自分自身の頭の中や無意識な領域まで整理できるのです。起きてすぐなので夢なんかも書けるのがいいな。
「朝いちで思い浮かんだことを3ページ書く」だけのことなのだけれど、脳の排水という効果もあるとのことなので、書くことはなんでも良いそうです。
しかもA4のノートという条件があったので実際にやってみたら・・・いやいや、それが中々埋まらない。最初1時間半ほどかかってしまったのでこりゃマズイ!と思って今はA4ノート1ページになってしまった。
自分にはA4の1ページがちょうどよくて長すぎず、短かすぎず、20分ちょっとで書けるのでなんとか続けてこれた。
たったこれだけで、恐怖や不安を乗り越えて創造性を回復し、本当にやりたいことができるようになるという。
恐怖や不安を乗り越えて・・・創造性を回復・・できたかどうかはよくわからないけれど、確かに自分を客観的に見れるようにはなった気がする。
あとは、仕事でのアイデアや工夫事項なども朝一番のせいか、朝日を感じながら湧き出てくるような感覚もあったり。
これはおススメです。やってみてください。
キャメロンが「モーニングページ」を書き始めたのは、映画の企画が3回流れて落ち込んだとき。渓谷美で知られるニューメキシコ州のタオスに引きこもり、朝から自分の思いを書き綴っていたのがはじまりらしい。
やがて、ノートにジョニーという名の登場人物が現れ、小説の形になっていったといいます。面白い。
キャメロンの書くノートの実例はこんな感じ。
「ああ、また朝がきた。何も書くことがない。カーテンを洗わなくっちゃいけない。クリーニングに出した服を受け取ったっけ? くだらない……。」
「起きると頭痛がしたので、アスピリンを飲んだ。まだ震えが止まらないが、少しよくなった。風邪をひいたのかもしれない。荷解きはほとんどすんだのに、ローラからもらったティーポットがまだ見つからない。彼女がいなくてとても寂しい。心が痛む……。」
こんなふうに、書くことは本当に何でもよくて、ただ思ったこと、感じたことをストレートに書き綴るだけというもの。
モーニング・ページは絶対に誰にも見せてはいけない自分との約束ではじめるそうで、正直に書くということが大切だそうです。
あとはなんでも思い浮かんだことを書いちゃうだけです。書いている時の意識が意識できて、思わぬ発見があったりします。