私たちにとって、表現することは生きる上で欠かせない要素なのにあまり自覚を感じずに生きている。
人間というのは、言葉、音楽、絵画、写真、ダンス・・・など。無数の形で、表現という手段によって、内なる世界を外に伝えることに喜びを感じてしまう人種なのだ。
普段、気にも留めないこの創造的な行為は、単に自己表現の手段に留まらず、実は私たちの生きがいそのものなのではないだろうか?
表現することは大切だ。しかしなぜ大切なのだろう?
それは、表現というものは、自分自身を理解するプロセスでもあるからである。
自分の感情や考えを形にすることで、自己理解が深まり、自己受容へと繋がっていく。また、他者とのコミュニケーションを通じて、共感や理解を得ることができる。
これは、社会的な生き物である私たちにとって、非常に重要なことだと思うのだが、あなたはどう感じるだろう?
創造性と生きがいは直結している。生きていくうえで創意工夫というものは生きやすさを与えてくれる。
創造性は、日常生活においても重要な役割を果たす。新しいアイデアを生み出し、問題を解決する力は、仕事や趣味、そして人生のあらゆる場面で私たちを支えてくれているのではないだろうか。
絵画や音楽、言葉や写真という形態だけではなく、日常の些細な雑務でさえ、アイデアや直感を活かし、感情豊かに過ごしていけば戦争なんて夢の世界の話ではないのか?と思ってしまうほどだ。
私は仕事でパソコンを使う。
ある日決まったルーティンがつまらなく感じて、その日の気分でキーボードやマウスを変えてみようと思い立った。各5種類以上の多種多彩なキーボードやマウスを取り寄せて、その日の気分や仕事内容によって変えてみたのだ。するととても新鮮で良い気分になった。
食事や洋服などもその日の気分で変化を与えるのに、仕事道具だって変化が欲しいではないか。食事や洋服同様、パソコン周辺機器の変化によって脳刺激も多彩になり、気分がよくなることを経験した。
創造的な活動に没頭することは、生きがいを感じる瞬間であり、私たちの存在を豊かにしてくれる。
人間が表現する意義なんて考えたことも無かったが、私たちが表現することには、個人的な意義だけでなく、社会的な意義もあるだろう。
文化や芸術は、時代を超えて人々を繋ぎ、歴史や価値観を伝える手段となる。私たちの創造したものは、未来の世代に対するメッセージとなり得るのだから。これは組織も個人も同じだ。
つまり、生きがいと創造は、人間が表現することの大切さを象徴している。
私たちの創造性は、自己実現の道を照らし、人生を豊かにする光となる。
表現することを恐れず、自分の内なる声に耳を傾け、創造的な冒険を楽しもう。そこには、自分だけの生きがいが必ず見つかるはず。