芸哲宗のブログ

クリエーションが好きなだけでクリエーター

“創造”に関する独り言

Word of Creation

こんにちは。げいてつと申します。

 

創造のはじまり・・・

 

などという言葉を使うと、少し怪しい

響きを持ってしまいます。

 

しかし、

何もそんな怪しく、大げさなことでは

ありません。

 

絵画を描こう!という衝動にはじまり、

描いている最中にやってくる、

あの、なんか降ってくるような、

ジワ~、と。あるいはパッ!とするような

感覚。

 

映画なんてどうなんだろう。

小説を読んで、脚本にするとき

もこの感覚を使いますよね。

文字から映像を作るというのは

この感覚がフルパワーでしょう。

妄想や葛藤の世界。

 

イラストレーターが色を決める

ときや構図の直感。

 

漫画家が動きを出そうとして、

線を駆使する瞬間。

 

いずれも数学のような正解は

どこにも存在せず、ただ、

「コレ!!」「こんな感じ!」

みたいな世界。

 

そう、アレ。あの感覚。

 

自分の中から湧き出てこようと、

真っ暗闇の“無”から、

表に、ポコっと出てくる

アレ。

 

これが“創造物”です。

 

共感覚を持つことが多いとされる

芸術家が、突飛な発想をしたり、

セルフコントロールが苦手で依存症に

なりやすかったりするのは、そのような

抑制機能が弱いためともいわれています。

 

共感覚とは、1つの感覚に伴って、

他の感覚が働く現象のことです。

 

芸術的才能と関わりが深いとされ、

芸術家などの著名人もこの能力を

活かしていたのではないかと考えられて

います。

 

けれども、芸術に取り組むというのは、

相当な自制心がなければ、なし得ないのも

確かです。

 

よりよい芸術を作るためには、前頭葉が持つ

判断能力をフル活用する必要もあります。

 

シェイクスピア共感覚的感性を作品の中で

多用していますが、単に子どものままの

脳だったら、あれだけ巧みな作品を創れた

はずがありません。

 

芸術家とは、抑制が弱まった子どものような

発想力と、抑制を強めた大人のような判断力

を、うまく切り替えたり融合させたりできる

人たちなのかもしれません。

 

仮にこれをマインドスイッチ

と呼ぶことにします。

 

小説家が文字という手段を使って

時間の中に表出させていく感覚。

 

“無”が“印象”となって、

それを形にしていく青写真の過程、

要はそんなようなもの。

 

私はこのマインドスイッチに

ものすごく興味があります。

 

このインスピレーションを伴う

クリエイティブな意識状態

のコントロールである、

マインドスイッチの操作は

クリエイターの共通点。

 

それを筆やペンやカメラやコンピューター

などを使って表の世界へ出すのを

仕事にしているわけです。

 

いろんなクリエイティヴといわれている

職種がありますが、マインドスイッチ

のコントロール力は、クリエータ

の方々は共通して上手い!

 

しかし、

これは特にアーティストや

クリエイターの方々だけの特権でも

無いと思うのです。

 

普段アートと言うものを意識して

いない、家庭の主婦やサラリーマンの

方々にも備わっている力で、

それがまだ開花されてない状態。

 

この部分をもう少し、

各個人が意識して引き出すことに

よって、潜在意識が活発になって、

 

簡単にいえば、

「思ったことが実現する未来」が近づく

ような気がしてなりません。

 

個性で輝く知識や経験が積み重なり、

あるいは外部からやってくる印象

の受け取り方一つで大きく変化する

微妙な世界を楽しみたいですよね。

 

自分の肉体と精神が融合しあって、

まるでもち米をつくように

ミックスして、柔らかくなって、

新しい世界を作り上げようと

活動していくわけです。

 

これを意識して「日常生活」を

もっと楽しく、面白がっちゃおう!

 

というのが私の考えです。

 

この面白く考えるってことが実は

ネガ思考を転換するきっかけとなり、

「楽しく生きる」ってことなのかも

しれません。

 

アートには全般的に「動き」があり

ますよね。

 

今にも動き出すような「絵」だったり、

音が聴こえてきそうな「オブジェ」だったり。

 

常に「動き」を感じる絶対的存在が

生命たるゆえんではないでしょうか。

 

結局、「生きる」って「動く」

ということじゃないかって、

 

「生命」は「活動」であると、

 

そう思うんです。

 

だから、日常生活でも活発に

「活動」を意識して実際に動けば

未来の振幅率は大きくなります。